「火~Agni~をコントロールする」(nida’s newsletter no.1 2017/01 より)

2017年の1月にスタートしたnida’s newsletter ~ living in the moment~-。
購読者の方も増え、たくさんの方にご愛読いただいています。
感謝です!

さてこのnewsletter,普段のクラスでは伝えきれない部分をより深くお伝え出来るよう,クラステーマを掘り下げた記事も載せてお届けしています。

こちらのブログでは,不定期ですが
2017年の第1回から遡り,クラステーマに関する記事を抜粋して掲載します。

まだ読んだ事がない方は是非ご一読を!

そして一度読んでくださった方も,今のあなたの心に違った形で観えてくるものがあるかもしれませんね。

※newsletterのご登録がまだの方は→こちら (登録無料です!)

以下の記事はnida’s newsletter ~ living in the moment~-no.1-より抜粋転載しています。

**************

☆前週のクラステーマ「火~Agni~をコントロールする」

さて,ここ3回のクラスで連続して5大元素のうちの水・空・火についてお話してきたので,
さあ,次は残る地・風のうちのどっちから行こうかな~

って,考えてたんですけどね~…

それより先に向き合わなきゃいけない出来事がやってきたのでやめました(笑)

実は最近,久しぶりに(?)ちょっと凹むことがありまして。

わたしにとってはとても大切な,身近な人から,
わたしがyoga哲学などの話を「先生口調」になって一生懸命するのを聞いていると
実は「耳鳴りがする」「息苦しい」「おもしろいんだけどつらい」って(笑)
あ,あと,「目が怖い」とも!

…て,聞いた後はとにかくまずはひたすら感謝しかなかったですねー

大人になると特に,こういうことってなかなか言ってもらえないでしょ?
だって,言う方もつらいし、エネルギー使うし。

だから,言ってくれて本当によかったし,すごく感謝しているんです。

でも,その後はちょっと凹みますよ,やっぱりね(笑)

それから自分なりに考えてみたんですよ,何でそういうことが起きるのかなー?って。

で,
もしかして火が多過ぎるとこういうことになっちゃう
とも考えられるんじゃないかなー …と思ったわけです。

火の性質は前回整理した通りで。(→こちら )

火って,強いでしょう。
熱くて,ものを変化させる力を持ち,感情的には怒り,情熱などにつながります。
そして,知性や思考も火の作用とされます。

わたしは,多分もともと学ぶのも考えるのも好きなんです。

特にyoga哲学は,いまの自分にとって最もおもしろいから,情熱もある。

話した相手もyogaをしていて,以前,タイでのトレーニングで得たことをシェアした時にも興味深そうに聞いてくれていたから,またお話ししたわけです。

でも,そのうちに,火が高まり過ぎちゃったんでしょうね。

相手の様子が何か違っているのには何となく気づいてはいたんです。

自分が,そうやって一生懸命話すとき,ギアチェンジと言うか,モードが切り替わることにも,ある程度気づいてはいました。

でも,わたしのそのモードシフトが相手にとっては「息苦し」いほどだったんですねえ…

火って,統御されていると本当に有用ですよね。
たとえば,ガスコンロやキャンドル,ランタンの灯りや暖炉の炎。
それは,あたたかさと穏やかさをもたらし,大きな助けになります。

でも,火って,統御されていないと…引火するんですよね。
火事や森林火災を引き起こします。

もっと抽象的なレベルでも考えてみると,たとえば,怒りって広がるでしょう?

ある人が怒って話してると,それを聞いた人までイライラして,
それがさらに他の人に伝わったり…

あるいは,自分の中でさえ,何かについて怒りを感じていると,
ほかの怒りの記憶まで思い出してますますヒートアップしちゃったり…

そう,コントロールされていないと危険なんですよね,火って…

じゃあ、どうやって統御すれば?

…と,統御する前に,そもそも大切なのは

いま自分の中で何が起きているかに気づいている,
ということですよね。

そもそも,火が上がってきている,引火の危険があるレベルにきている,
ということに気づかなければどうにもならないのですから…

いま,自分の中ではどの元素が足りなくてどの元素が多すぎるのか?

もちろん,「正解」はありません。

わたしたちはそれぞれみんな5大元素のユニークな組合せだし,
最適なバランスは瞬間瞬間に変わって行くものだと思いますから。

それでも,そのバランスを探るしかないと思うんです。

自分の中にも外にも引火せず,最適な統御とバランスでその力が最大に活かされ,
ちょうどよいあたたかさと穏やかさをもたらす火を。

タイでのトレーニングの際,先生はわたしに
わたしの本来の性質としてはもっと火が強いことを教えてくれました。
今回の出来事で,そのことを再認識した気がします。

わたしの中の火-
自身も,そして,周りをも穏やかに包み込むようにあたため,
それぞれの輝きを一層照らし出すように最適なバランスをもって使いこなしていけるように practiceし続けて行きます!

あなたはどうですか?

いま,あなたの中で5大元素はどんなバランスになっていますか?

特に何の要素が多過ぎることに注意し,上手にコントロールしたいですか?

逆に,どの要素の力をもっと借りたいですか?