「自分の内側深くに聴き入る」(nida’s newsletter- no.14-より)
*こちらの記事は 2017.04.21配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.14-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
みなさんは,いま自分がしている仕事,あるいはその他趣味でもなんでも,
何か自分がやっていることに,
「わたしはこれをやるために生きているんだなあ」
「これがわたしの役割なんだ」
というように感じていますか?
あるいはむしろ逆で,
「これが本当にわたしのすべきことなんだろうか」
「わたしは何のために生きているんだろうか」
といった違和感を感じているのでしょうか?
4月の最初の週末,わたし自身にとってはとても大きな出来事がありました。
それはもちろんEmilyのワークショップを主催するということでした。
なんだ,そんなことか,と感じられる方もいるだろうと思うし,それはそれで全然構わないのです^ ^
逆に,私を長く知っている生徒さんたちは,「ゆかりさん,夢が叶ってよかったね」と声をかけてくださったり。
もちろんそれはそれで嬉しい。
でも,私の中には違和感があります。
というのも,少なくともわたし自身にとっては,「夢」という感覚がなかったからです。他にしっくりしくる言葉を探すのも難しいのですが…
あえて言うのなら,“mission(使命)”という語が近いかと思います。
Emilyに学んで5年。
わたしは,この先生に出会わなければヨガの先生にならなかったと思います,
という感覚は前からシェアしてきました。
わたしにとっては,人生が変わるきっかけになったのが彼女のヨガクラスだった。
だから,このgiftを,いつか日本の人たちとシェアしなければ,と。
この人をいつか日本のみなさんに会わせなければ,と。
自然に,そんなふうに感じてきました。
それはいわば「小さなわたし」の小さな願望,
つまり,「あれが欲しいなあ」とか「こうなりたいなあ」とかいう,egoのレベルでの「夢」という感じでは全くなかったんです。
そうではなくて,
「もっと大きなわたし」のレベルでの,「やりたい」というよりも,
「やることになっている」「やらなければ」という感覚だったんです。
今回ワークショップを達成して気づいたのは,
実施の前も最中も後も,ずっと満たされた感覚が続いている,ということ。
それは,「小さなわたし」のレベルでの願望の達成とは多分異なる感覚でした。
そういう願望については,
やる前にすごくドキドキしたり緊張したり不安になったりして,
そして,終わった後はすごく達成感があると思うんです。
「やったー!!」って。
そして,またすぐに次が欲しくなるんですよね。
でも,今回は違ったんです。
不安になることも,緊張することもないし,「やったー!!!」もほとんどない。
その最中も終わった後も,とにかくずっと楽しい,満たされた感覚だったんです。
「大きなわたし」として「やることになっている」ことー
それはこんなにも違うのかと,ひとつのmissionのようなものを果たして,実感しています。
もし今回のワークショップが私にとって「夢」だったら叶わなかったかもしれない,と思います。
実際,「小さなわたし」のレベルで望むことというのは,
わたし自身の経験的な感覚から言っても,叶うのに時間がかかったり,感情の起伏が激しかったりする気がします。
もちろん,それがいいとか悪いとかいう話ではありませんよー。
一方,「大きなわたし」のmissionのようなものは,
もうなすべきことになっているから必ずなされるし,その実現が早いという感覚もわかった気がするのです。
Emilyは,ワークショップの中で,「自分の内側深くに聴き入る」ことについて教えてくれました。
わたしは何をなすべきなのか,
わたしの人生の目的とは何か,
わたしは何者なのか…
その答えは外側にはありません。
いつも私の内側の先生に,「大きなわたし」に問うしかありません。
そうやって内側深くに聴き入り,その答えを見出すための手段の一つがヨガなのかなと思うのです。
ヨガを通じて,私たちは自分の内なる真の先生に,自分自身の本質である「大きなわたし」につながるのだと。
そうして,「大きなわたし」として生きることを少しずつ取り戻していくのだろうと思うのです。
======================
こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
毎週のクラステーマ全文やWS・キャンペーンの先行/限定情報が満載のnewsletterの登録は→こちらから(購読は無料です!)
======================