「Agini〜火〜」をコントロールする
さて,ここ3回のクラスで連続して
5大元素のうちの水・空・火についてお話してきたので,
さあ,次は残る地・風のうちの
どっちから行こうかな~
って,考えてたんですけどね~…
それより先に向き合わなきゃいけない
出来事がやってきたのでやめました(笑)
実は最近,久しぶりに
ちょっと凹むことがありまして。
とても大切な,身近な人から,
わたしがyoga哲学などの話を「先生口調」になって一生懸命するのを聞いていると
実は「耳鳴りがする」「息苦しい」「おもしろいんだけどつらい」
って(笑)
あ,あと,「目が怖い」とも!
…て、聞いた後はとにかくまずはひたすら
感謝しかなかったですねー
大人になると特に,こういうことって
なかなか言ってもらえないでしょ?
だって,言う方もつらいし、エネルギー使うし。
だから,言ってくれて本当によかったし,すごく感謝しているんです。
でも,その後はちょっと凹みますよ,やっぱりね(笑)
それから自分なりに考えてみたんですよ,
何でそういうことが起きるのかなー?って。
で,もしかして火が多過ぎるとこういうことになっちゃうとも考えられるんじゃないかなー…と思ったわけです。
火って,強いでしょ。
熱くて,ものを変化させる力を持つ。
感情的には怒り,情熱などにつながる。
そして,知性や思考も火の作用です。
わたしは,多分もともと
学ぶのも考えるのも好きなんです。
特にyoga哲学は,いまの自分にとって
最もおもしろい。
話した相手もyogaをしていて,
以前,タイでのトレーニングで得たことをシェアした時にも興味深そうに聞いてくれていたから,またお話ししたわけです。
でも,そのうちに,
火が高まり過ぎちゃったんでしょうね。
相手の様子が何か違っているのは
話している時点でも気づいてはいたんです。
自分が,そうやって一生懸命話すとき,
何て言うんだろう,ギアチェンジと言うか,
モードが切り替わることにもある程度気づいてはいました。
でも,わたしのそのモードシフトが相手にとっては「息苦し」かったんですねえ…
火って統御されていると本当に有用ですよね。
たとえば,ガスコンロやキャンドル。
ランタンの灯りや暖炉の炎。
それは,あたたかさと穏やかさをもたらし,大きな助けになります。
でも,火って,統御されていないと引火するんですよね。
火事や森林火災を引き起こします。
もっと抽象的なレベルでも考えてみると,
たとえば,怒りって広がるでしょ?
ある人が怒って話してると聞いた人までイライラして,それがさらに他の人に伝わったり…
あるいは,自分の中でさえ,何かについて怒りを感じていると,ほかの怒りの記憶まで思い出してますますヒートアップしちゃったり…
そう,コントロールされていないと
危険なんですよね,火って…
じゃあ、どうやって統御すれば?
…と,統御する前に,そもそも大切なのは
「いま自分の中で,何が起きているかに気づいている」
ということですよね。
そもそも,火が上がってきている,
引火の危険があるレベルにきている,
ということに気づかなければどうにもならないのですから…
いま,自分の中ではどの元素が足りなくて
どの元素が多すぎるのか?
もちろん,「正解」はありません。
わたしたちはそれぞれみんな五大元素のユニークな組合せだし,最適なバランスは瞬間瞬間に変わって行くものだと思いますから。
それでも,そのバランスを探るしかないと思うんです。
自分の中にも外にも引火せず,最適な統御とバランスでその力が最大に活かされ,
ちょうどよいあたたかさ,穏やかさをもたらす火を。
タイでのトレーニングの際,
先生はわたしにわたしの本来の性質としてはもっと火が強いことを教えてくれました。
今回の出来事で,
そのことを再認識した気がします。
わたしの中の火
自身も,そして,周りをも穏やかに包み込むようにあたため,
それぞれの輝きを一層照らし出すように
最適なバランスをもって使いこなしていけるように
practiceし続けて行きます!
みなさんはどうですか?
いま,あなたの中で5元素はどんなバランスになっていますか?
特に何の要素が多過ぎることに注意し,上手にコントロールしたいですか?
逆に,どの要素の力をもっと借りたいですか?
ॐ