あなたのことばには力がありますか?(nida’s newsletter- no.103-より)

*こちらの記事は 2019.01.25配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.103-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。


先週のnewsletterでご紹介したプライベートセッションのクライアントさんからのフィードバックのおことば。


「特に困ってることは無いです」

なんて、大嘘(いえ、ごまかし)で始まったセッションでしたが、長年の課題(とすら意識できてなかったこと)がにょきにょきと正体を現してくれた!という「ご対面」な時間におかげさまでなりました。

あの、「言葉と感情が一致する感覚」は忘れられません。

今までの私はなんだったんだろう…と愕然としていまいました。

また、長年の課題の要因がようやく腑に落ちました。」


では,彼女が認識した「長年の課題」とは?


「何を学んでも、今ひとつものにならなかったのは、

「子育てコーチング」で叱り方、共感的理解、自己肯定感をあげる接し方、などなどを学んで実践しても、一向に楽にならなかったのは、

「本気」やお腹の底からやろう、やる!という決意が無かったから。

フラフラしてたからなのだと。

思えば、大学受験も、留学も、就職も転職も、旅行も、

「なんとなく、こうなったら、いいかな。まあ、行けるなら行こうかな」

というスタンスだったのです。

それでもそこそこ楽しく、それなりに充実した経験が出来ていたので、「ま、いいか」と流していました。

いろんな学びも、表面的、文章では分かったようなふりはできていても、肚の底に落ちてなかった、ということなんだなー、と。

子供に振り回される気がしてたのも、フラフラしてたからだ、と。」


*ご本人からのフィードバック全文は→こちら


そうなんです。

この方は,ご自身で気づかれ,書いてくださったように,

「「本気」やお腹の底からやろう、やる!という決意」がないまま,いわばフンワリと生きていらしていたのです。

だから,お子さんに注意をしても効果がなく,言うことを聞いてもらえなかったのです。

だから,「子供に振り回されている」感覚があったのです。


さて,あなたの周りにも,

「この人にそう言われても,なんか全然響かないんだよねー」

という人,いませんか?


あるいは,あなた自身のことばはどうですか?

あなたのことばには力がありますか?


同じことを言われてもAさんに言われるとグッサリくるのに,Bさんに言われても何にも感じない

…みたいな違いは,一体どこからくるのでしょうか?


わたし自身の経験をもとに言えば,それは,この方がセッションの中で体感したように

その言葉が「肚の底」から出ているのかそうでないのか,という違いなのではないかと感じています。

「おはよう」「ありがとう」といったシンプルな挨拶一つにも,実は,それはすべてあらわれています。


そう,人間って,わたしたちが思う以上に繊細で,無意識にいろんなことを感じ取っているのです。

挨拶一つに対しても,

思わず笑顔で挨拶を返したくなったり,逆に,返事をする気にならなかったりするのは,決して自分の気分だけではありません。

相手のことばが内包しているエネルギーによっても左右されているのです。

頭で考えているだけのこと,本当はそう思っていないこと,って,何となくわかっちゃうんですよね。


このクライアントさんのように相手が子どもだとよりごまかしが効かない。

マインドのフィルターが少ない子どもや動物は特に敏感ですからね。


では,改めて。


あなたのことばには力がありますか?

あなたの口をついて出るそのことばは,一体どこから発せられていますか?

相手のことばも自分のことばも,注意深く観てみましょう。

「肚の底」から発せられているのかどうかは「体感」としてもわかるはずですから。
 

 *自身のことばが「肚の底」から出ているのかどうかは日常生活の中でもすでに相手の反応という結果で現れていたりします。

  でも,それ自体もよくわからない,とか,

  あるいはこのクライアントさんのように「本気」になれず,

  いえ正確には「本気」にならないように(無意識に)生きてきたことに気づかれている方は,

  どうぞプライベートセッションを,

  そして何よりも,この後にご紹介する谷田学先生によるセミナーをご利用ください!

  頭で理解するだけでなく,「体感」としてわかると,人生が変わりますよ。