ここに居ていいということ(nida’s newsletter- no.8-より)
*こちらの記事は 2017.03.10配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.8-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
この人に出会っていなかったら,わたしはヨガの先生になっていなかったんじゃないかな。
そう思えるすばらしい先生方に出会えたことは本当に幸運でした。
その先生が,Emilyです。
わたしは,忙しい日常を何とか乗り越え,バリ島・ウブドに,彼女のクラスに帰るたびに,いつも涙があふれます。
シャヴァーサナで自然に泣けて来る,下手すると,クラスの最初からもう涙ぐんでいる有様で(笑)
なんで?と問われたので,考えてみたんですが…
何て言うんでしょう,彼女のクラスにいると,
「ああ,わたしはここに居ていいんだ」
「わたしは,何ができるとかできないとか関係なく,ただシンプルにわたしで在ることを認められているんだ」
…こんな感覚が広がって,すごく安心できるからなんじゃないかな,と。
でも,これって,逆に言えば,わたしが普段「わたしはここに居ていいんだ」と思えていなかったのかも…ということですよね。
考えてみれば,わたしたちは生きてきた中で,無意識のうちに,いわば自分の存在に「条件をつける」ことに慣れてしまっているのかもしれない,と。
だって,子どもの頃から,何かをすると怒られたり,何かをするとほめられたりするでしょ。
そうすると,
「こうすると怒られるから,こうしないようにしなきゃ」とか「いい子にしてないとここに居られない」とか…
そう考えるようになるじゃないですか,自然と。
あるいは,大人になってからも,
「これができるから,この職場にいられる」とか,「これがあるから,この人は私のことを認めてくれている」とか…
やっぱりそんなふうに考えたりしません?
そしたらね,自分を「条件つきの存在」に感じるようになるのって,当たり前だと思うんです。
でも,本来はそうじゃないんですよ,というのがまさにヨガ。
あなたの存在に「条件」なんか要らないんですよ。
あなたはそのままで,ここに居ていいんですよ。
あなたの存在自体,すでにすばらしく,完璧で,至福に満たされてるんですから。
…ヨガはわたしたちに,これが本来のわたしたちの在り方だということを思い出させます。
それが,
Sat Chit Ananda(存在=意識=至福)。
わたしは,Emilyのクラスやトレーニングの中でいつも,「ああ,ここに居られてなんて幸せなんだろう!」って感じてきました。
もちろん,それは誰にとっても同じわけじゃないと思います。
でも,少なくともわたしにとってはそう。
だから,わたしにとってヨガティーチャーとしての一つのモデルは,ずっと彼女なんです。
ここに居ていいんだ!
わたしの存在に「条件」は要らないんだ!
いまここに在るがままに生きていることが本当に幸せ!
一緒に居る人がそんなふうに感じて,安心していられる場をつくり出すことができる先生。
そのためには,何よりもまず自分自身が,Sat Chit Anandaに戻って行けるように生き,同時に,その道程をシェアし続けること尽きると思っています。
わたしたちは,そのまんまでここに居ていいんです。
だからこそ,こうして身体を与えられて存在している。
それを,シンプルに,他人にも自分にも認める。
それがヨガの勧める道。
お互い,楽しく進みましょ^ ^
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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