やり方よりもあり方(nida’s newsletter- no.45-より)

*こちらの記事は 2017.11.24配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.45-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。


わたしたちは何かをできるようになりたいと思うとき,

どうやったらそれができるのか,その「やり方」を知りたくなります。


「やり方」がわかればできるって思っているし,確かにまあできるんです。

でも,なんて言えばいいんでしょう,限界がありませんか?


例えば,AさんとBさんが全く同じようにあることしたとしても,

なぜかAさんとBさんのやり遂げた成果や印象には差が出たりする。


これ,自分がその結果を体感した場合を考えてみると

もっとわかりやすいと思うんですよね。


例えば,CさんとDさんに全く同じ言葉で同じことについて指摘されたとします。

でも,Cさんに言われるとなぜか「あんたに言われたくないわ!」って感じるのに,

Dさんに言われるとなぜか素直に

「ああ,そうなんです,いやもうおっしゃる通り…」って納得しちゃう,みたいな(笑)


あくまでも「やり方」は全く同じなんですよ!

なのに何でこんなに差が出るんでしょう??


多分,「あり方」の差なんでしょうね。


谷田先生もよくおっしゃってますね,

「”what to do”より”what to be”」って。


(わたしのワークショップ”All for Meditation 1”や
この夏に「ていねいに,」さんや最近関西で実施した
「生き方が自由になるWS」でもここにフォーカスしてシェアしている通り,)


yoga的にも同じことが言えます。


yogaって,「いかに在るか」のpracticeだと,わたしは思っています。


そりゃあね,アーサナをどうやってとるか,とかね,

この呼吸法はこういうふうにやります,とかね,

クラスでは「やり方」もお伝えしてはいますよ。


でも,それは表層です。


yogaを通じて「あり方」が変わらないのなら,

それは単なる「やり方」の学びに過ぎず,

いわばyogaのpracticeではないんじゃないかなーと,わたしは思うんです。


逆に,「いかに在るか」という点で同じようにpracticeしている人には,

アーサナや瞑想・哲学を学んでいようがいまいが,

ああ,この人のやっていることはまさにyogaだなあ,って感じるんです。


「あり方」とは,

「わたしは誰なのか」「この世界は何なのか」みたいなことについて

どのような考えを持っているか,に基づいています。


それが,どのような姿勢で生きているか,に直結します。

それは,決して隠しきれません。

(観える人には)必ず透けて観える。

あらゆる言動や,たたずまいを通して,何かが周りに伝わります。


「やり方」はごまかせるかもしれませんが,

「あり方」はごまかしきれない。


まさに,「やり方」よりも「あり方」だと思います。


yogaとは「いかに在るか」をpracticeしていく道。

yogaは,わたしたちのあり方・生き方を自由へと解き放っていく道。

少なくとも,わたしはそのように確信しています。


あなたのpracticeはどうですか?


「やり方」を学んでいるのですか?


「あり方」に変化を感じていますか?


それはどのような変化ですか?

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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
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