5/6, 13, 6/3 イタリア家庭料理クラス&ディナーをフルコースで一緒に楽しむ会 with Nao

日本を離れていたこの3年を振り返って、この間いったい何にいちばんエネルギーを費やしていたかに想いを巡らせてみると、それは間違いなくイタリアでのお料理の時間でした。

この数年の騒動のおかげで、ほとんどの時間をイタリアのお家でお料理をして過ごし、キッチンで学んだことはもはや文化人類学。


イタリアで結婚したこと、その70代のお料理が大好きな義理のお母さんから、イタリアの家庭料理を作法も含めて学び、テーブルマナー&テーブルコーディネートなどと合わせて日々実践してきたこと。

ほとんどの時間をイタリア語のみの環境で過ごし、文化にどっぷりつかり、美食家のイタリア人やヨーロッパのひとたちにお料理を作ってきたこと。


私がいま拠点としているのは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州のロマーニャという地域。

もともとはローマ教皇領で、海と山に囲まれた、素朴な農民文化の土地。

神曲のダンテがフィレンツェを追放された後暮らした土地ラヴェンナ、聖フランチェスコや聖アントニオの足跡の残るアッペニーニの山々、それからローマ帝国時代の築2000年の建築物の残る海辺の街リミニなんかもロマーニャ地方です。


ここに暮らす人々は、私たちはロマーニャ人!と誇りをもって言います。

郷土料理はピアディーナ、手打ちパスタのタリアテッレ、カッペリーニ、トルッテッリなどが有名で、もちろんおうちでも頻繁に作り、ロマーニャ語も話します。

今回はそんな私が学んできた、美味しいなあ、おもしろいなあ、と思った家庭料理のレシピをシェアし、みなさんと一緒にお料理。


文化や現地の事情、食卓のルールなど、いろいろなイタリアのおはなしとまじえながら、さいごはコース料理のように素敵なディナーの会にして楽しみましょう、というのをやってみたいと思います。

プリモ・セコンドを一緒に作ります。

(各日それぞれ異なるレシピ、お料理をご用意します。

メインのお料理を2種類・各回4つ~5つほどの調理法を学びます。)

他にもアンティパスト(前菜)ドルチェ・食後のイタリアンカフェ(夜なのでデカフェ)やロマーニャ地方のハーブティー、またお飲み物にワインをご用意。

またアルコールが苦手な方用に、イタリア料理に合うようなスペシャルドリンクもオーダーしています。


イタリア料理のルールを守りつつ、ベジタリアンもしくはヴィーガンどちらの方にも対応できるように工夫します。

イタリアからもパルミジャーノチーズを持ち帰りますが、私が絶賛研究中のヴィーガンパルミジャーノも何種類か作って味比べしてみましょう。

日本でも再現しやすいお料理を選びますが、イタリアから持ち帰るとっておきの食材も使ってみたいと思います。


私のウェブサイトのブログに写真つきで載せています。
 →こちら

ご質問は私に直接メッセージ頂くか、lakutira@gmail.comまでお願いいたします。

(3/15~26のあいだお返事ができません。この間ご質問ございましたらゆかりさんまでメールお願いいたします。)


イタリアの家族、特にジャコモンママ・ミレナさんを巻きこんで、
今回の一時帰国の中でいちばん力を入れている、私のイタリア滞在の集大成とも言える
”イタリア家庭料理&ディナーをフルコースで楽しむ会”

(ミレナさんは連日、昼も午後も夜も私の料理研究&監修に付き合ってくれています。。。
アグリツーリズモでも腕を奮うスーパーシェフです。
子供の頃はまだ乾燥パスタなんて売ってなくて毎食パスタ捏ねてたそう。
そんなイタリアの色々を学ぶのも究極に楽しいのです。)

お会いできますのを楽しみにしております。


Nao Koyasu

【スケジュール・コース内容】 

第1回: 5/6(土)17:00-20:30  

(1)リゾット

カルナローリ米を使い、またベジタブルブロードを作り、2種類のリゾット(乾燥ポルチーニ&季節の野菜)を作って食べ比べしましょう。
リゾットってイタリアの雑炊みたいに思っていましたけれど、調理方法が全く異なり目からウロコだったのです。
お米は洗ってはいけないし、パスタだけでなくお米のアルデンテもとても大事なポイントだったのでした。
ベジタブルーブロードもそれだけでスープとしていただけるくらいとても滋味深いものです。
いろんなお料理に応用できます。


(2)セコンド:ガトーパタテ(ベジ&ヴィーガン)

じゃがいもをつかったオーブン料理。
みんな大好き家庭料理の代表格。

(3)ヴィーガンパルミジャーノづくりvol.1


第2回: 5/13(土)17:00-20:30

(1)プリモ:ニョッキ&ソース作り

小麦粉とじゃがいもをベースに手作りでニョッキ、一緒に頂くソースを作ります。
(ニョッキを2種類にするか、ソースを2種類にするか考え中。)
出来立てのフレッシュなニョッキの美味しさは格別です。


第3回: 6/3(土)17:00-20:30

手打ちパスタとソースの会。
この日はアンティパストとプリモ2種を作ります。

(1)アンティパスト・クロカンテッラ。

野菜と小麦粉で作るオーブン料理。
食べ始めたらとまらない美味しさ!

(2)手打ちパスタ

イタリアの私の住むロマーニャ地方の名産パスタ、ストラッツァプレティ(細身のショートパスタ)とカペラッチ(カペレッティの大きいバージョン・具を包みこんでつくるパスタ)それからメザルーナ(三日月型のラビオリ)の3種類を作ります。
365日、毎日違うパスタを食べても食べきれないというほどたくさんの種類があるというイタリアのパスタ。
地方ごとに名物パスタがあるのもとてもおもしろいのです。
合わせて頂くソースも作ります。


【定員】 各回7名様

【費用】 各回 ¥9000(2回以上参加される方は2回目、3回目は¥8000)

【持ち物】 エプロン、お手拭き、必要な方は筆記具