ヨギーは”自家発電”!(nida’s newsletter- no.32-より)
*こちらの記事は 2017.08.25配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.32-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
唐突ですが,「マッチ売りの少女」というお話をご存知ですか?
先日ね,急に思い出したんですよ(笑)
年端も行かないマッチ売りの少女が、
寒い冬の夜になかなかマッチが売れなくて,帰るところも食べるものもなくて…
その末に,自分の売っていたマッチを擦って、
自分が欲しい物やこうなったらいいなと思うものを思い浮かべて…
そのまま飢えと寒さで亡くなってしまった,というようなお話でしたよね。
みなさん,このお話をどう思われますか?
わたしね,今,このお話を思い出したときに,
かわいそうお話だなとは思わなかったんです。
それはもちろん,
こういう貧富の差を生み出している世の中について何も思わないとか,
そういう話ではありませんよ。
そうじゃなくて,
かわいそうだと感じなかったのは,今思えば
「彼女がやっていたことは瞑想そのものだったんだ」
と,ふと気づいたからなんです。
これ,誰にでもできます。
クラスでもやってみていただきました。
自分がすごく嬉しかったことやとっても満たされた感じがしたときのことを
思い出してください。
そしてその感覚を自分の中で広げます。
それから,出来事そのものだけ抜き去ります。
そしてその喜び,満たされた感覚だけに浸ります。
ほら,それだけで
外の状況がどんなものであっても感覚や感情が変わってきませんか?
その時の自分をかわいそうだと思いますか?
自分の現実は,自分自身のステイト,つまり,内側の状態で変わります。
そして,その自分自身のステイトは,自分自身で生み出しているんです。
わたしたちには
自分自身で自分の内側を明るく照らし出す力があります。
たとえ外がどんなに暗闇に閉ざされていても。
とそんなことを考えていたら,また別のことを思い出しました。
わたしの先生の一人が,かつてこうおっしゃっていたこと。
「ヨギー(=ヨガをする人)は自家発電ですよ」と。
外の光で輝くのではなくて,
自分自身の力で光をつくり出すことができる。
自分自身で自分の内側を常に照らすことができる。
それこそがヨギーですよ,と。
マッチやマットがなくても,
わたしたちは意識の輝きで自身の内側を照らし,満たすことができる。
ヨガはまさにその「自家発電」の方法です。
だって,そのエネルギー源である私たちの本質は光に満たされているのですから!
…ヨガはわたしたちに常にそう力強く語りかけてくれています。
だから,あなたも,わたしも,いつも内側からの光で
自身も,そして周りをも照らせるくらい輝いていられるんですよ! と。
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
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