内なる先生に正直であること(nida’s newsletter- no.112-より)
*こちらの記事は 2019.04.26配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.112-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
バリでの一ヶ月半の間に,わたしの内側には大きな変化がありました。
それを促す多くの深い学びがありました。
そのうち,とてもシンプルなことだけれど,改めて認識した大切なことを一つシェアさせていただきます。
バリでの最初の4週間,わたしは,Emilyの初の「女性のためのセルフケア200時間トレーニング」のアシスタントをしていました。
わたしはEmilyと出会ってからもう7年になります。
その間に,彼女の関心もトレーニング内容もスタンスも,すべてが大きく変化してきたのをみて来ました。
そして,この4週間のトレーニングの内容は,わたしが5年前に受けた彼女のティーチャートレーニングとはまっっっっったく違うものでした(笑)
そして,それは,今一般に広く流布しているエクササイズ的な「ヨガ」とも全く異なり,
むしろ,それに対して疑問を投げかける,ある意味ではとても挑戦的な試みでした。
トレーニングの中では,生徒さんにとってのみならず,Emilyや,そしてわたし自身にとってもキツい局面がありました。
でも,わたしたちにとっては体調不良などの外的なキツさ,基本的に大したことではありません。
いや,もちろん身体は身体で普通にキツいんですけどね(笑)
そうではなく,最も重要なのは,それは何を意味しているのか?ということです。
Emilyの中に沸き起こって来た感情・感覚は,わたしにあらわれた体調不良は,
一体どんな,わたしたちの内なる先生からのメッセージなのか?
ということです。
そして,それを正直に受け止めること,です。
Emilyがわたしのバリリトリートにゲストで来てくれた時にもとても強調していたのは,まさにこれでした。
どんな時でも,どんなことがあっても,常に,自身の内なる先生に対して正直であること。
内なる先生からのガイドにきちんと聴き入ること。
そして,信頼してそれに従うこと。
わたし自身,バリでの経験を通して改めて最も強く,そして深く認識したのは,
わたしの身体は,わたしの感覚は,わたしの直感は,常に内なる先生からのメッセージを伝え続けてくれているということです。
そのガイドに耳を傾けていたら,本当は”Yes”なのか,”No”なのかも,すぐにわかります。
でも,実際,それが素直にできないことはありませんか?
例えば…
本当はずっと違和感があること。
これでいいんだろうか?本当は違うことを望んでるんじゃないだろうか?
いや,でも,今はこうするしかないよなあ… まあ,こういうものだから仕方ないよなあ…
内なる先生は”No”を伝えているのに,思考で自分を納得させている。
“No”を見て見ぬふりをする。あるいは,気づいてさえいない。
そんな経験はありませんか? あるいは,今も経験していませんか?
それはなぜでしょう?
これって実は「恐れ」や「不安」から来ることが多いんじゃないですか?
頭で考えて理解可能な範囲を超えていくのが,コントロールできないものに委ねるのが,
「怖い」「不安」だからなんじゃないですか?
言い換えれば,自身の内なる先生を信頼しきれていないからじゃないですか?
だから,生き苦しいんじゃないんですか?
じゃあ,一体いつ,内なる先生に対して正直になるのですか?
ヨガは,わたしたち自身の内なる先生に対する敬意と信頼を深め,そのガイドを真摯に聴き,受け取り,それに正直に生きて行くプラクティスだと思うのです。
あなたの内なる先生は,今,あなたにどんなメッセージを送っていますか?
一層繊細にそのガイドに聴き入ってみてください。
ただ聴くほどに,もっと聴こえるようになってきますから。
ただ受け入れるほどに,もっと信頼できるようになって行きますから。
そのうちに徐々に恐れは溶け,いつの間にかもっと,内なる先生に正直に生きるようになっていますから。
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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