制約の内側からスペースを広げる(nida’s newsletter- no.91-より)
*こちらの記事は 2018.10.19配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.91-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
わたしたちの人生にはさまざまな「制約」があります。
時間,お金,人間関係,仕事,身体…
それによってなかなか思い通りにいかない「制約」。
これがなかったら楽なのに!…でも避けては通れない「制約」。
では,今のあなたにとって大きな「制約」は何ですか?
…わたしたちは,自分に課せられた「制約」をなかなか好ましいものとは受け取れませんね。
「制約」と聞くと,わたしには,いつも思い出す人がいます。
その昔,まだテレビを見ていた頃,NHKの『プロフェッショナル』で取り上げられていた,建築家の隈研吾さん。
隈さんは,予算や敷地などの「制約」を逆手にとって独創的な建築を生み出し続けています。
印象的だったのは,茂木健一郎さんからの「制約がなかったらどうしますか?」という問いに
「制約がなかったら制約を探しに行くな」
と答えておられたこと。
*番組の内容は→こちらをどうぞ
「制約」に囲まれた中にはスペースがあります。
隈さんは,その内側のスペースを広げて行って,そして,最終的にはそのスペースが「制約」を超えて行ってしまうのだと思います。
その時,「制約」はもはや「制約」ではありません。
わたしたちの人生において次から次へと出てくる「制約」もまた同じなのではないでしょうか?
「制約」の内側からスペースを広げて行くと,いつの間にか「制約」は問題ではなくなり,
そもそも「制約」なんて最初からなかったことに気がつくようなものではないか,と。
目を閉じて,あなたにとっての今の「制約」を思い出してみてください。
そうしたら,どんな感覚がやって来ますか?
では,その中で,自分の胸の中心から,呼吸とともにスペースが広がって行くことをイメージしたら?
「制約」の内側からスペースを広げたら…感覚はどのように変化しますか?
ヨガは,わたしたちが本当は「一切の制約のない自由」そのものであることを伝えています。
そう,わたしたちが「制約」と感じているだけで,本当は,最初からそんなものはないのですよ,と。
「制約」の内側からスペースを広げて行って,そもそもそれが存在していないことを思い出すために
今日もヨガのpracticeを続けましょう。
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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