受け取る器
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谷川俊太郎さんの呼吸の先生,加藤敏朗さんの呼吸の教室に行ったことがあります。
(二人の共著『呼吸の本』(サンガ,2010)お勧めです)
加藤さんはその時,
「吐くのが先,吸うのが後。これが呼吸の順番。」と。
なぜなら,
「”吐く”ということは”手離す”ということ, ”吸う”ということは”得る”こと。
でも,今の日本の人たちは
“得よう得よう”と必死になるばかり。
つまり,”吸う”ことばかり。
その前に”吐く”こと,
つまり自分の中にある要らないもの,
不安や緊張を”手離す”ことがちゃんとできていない」と。
なるほどー・・・と納得してしまいました。
そして最近,
わたしたちは”手離す”ことだけでなく,入ってきたものを”受け取る”ということも苦手なのではないか
ということに改めて気づきました。
褒め言葉も
何かとんでもなくすばらしい奇跡も,
大金も…
そういうものって本当は欲しくて欲しくてたまらないのに,
いざやってくると実は素直に”受け取れ”なかったりしませんか?
また,自分にとって
「悪い」「嫌な」と思える事が起きた時も,わたしたちはちゃんと”受け取れ”なかったりします。
自分が考える以上のことを”受け取る”のが苦手なんですね。
そう,言い換えてみれば,“受け取る”には「器」が必要なんです。
ヨガを通じて”受け取る”「器」が広げましょう。
あなたはもっと”受け取って”いいんです。
わたしももっと”受け取って”いいんです。
ただ素直に,いいことも悪いことも
「ありがとう」って。
だって,
すべては,わたしたち自身と同じ「大いなるもの」なのですから。
ॐ
2017/6/4
大人の遠足in河口湖☆第2回!ヨガWS×BBQ×温泉
ヨガの後に自然の中でBBQ・・・最高でした(号泣)