新ワークショップ1「豊かさ」9/20(月・祝)〈前編〉 ,10/10(日)〈後編〉
9/20(月・祝)に,久しぶりに新しいワークショップを実施します!
選択肢はいくらでもあったのですが… やはりテーマは「豊かさ」としました。
このWS,このテーマに至ったのにはそれなりに理由があって。
ちょいと長くなりますけれど,それについて先にお話しさせてください。
一つは,昨年Emilyの来日トレーニングを企画していたことと関連していて。
テーマは「性,死,富」(Sex, Death and Wealth)
―彼女が以前から力を入れていたテーマで,2019年からはそのテーマを掲げた300時間ティーチャートレーニングも実施していました。
しかし,残念ながらパンデミックの影響で日本での3日間のトレーニングは実施に至らず…
で,その後にふと,ある生徒さんに言われたのです,
「yukariさんはそういうのやらないんですか? yukariさんがやるのを受けてみたいです」と。
それを聞いてハッとしました。
考えたことなかったんですよ,自分がガイドすることを。
でも,同時に,それ,できなくないな…とも感じました。
わたしはEmilyのそのトレーニングのアシスタントに2度入っていますけれど,
自身でやったらまた別のものになるだろうなあとも思いました。
というか,そもそも彼女がその3つをテーマに挙げているのは,それらのトピックが言わば「タブー」だからです。
「タブーについて話そう!」というのがメインアイディアなのです。
彼女がトレーニングに先駆けて何年も前にそのテーマでのWSを始めた頃には,
おもしろいなあとは思ったものの,正直なところ,わたしはそこまでそのアイディアに興味がありませんでした。
しかし,ここ数年,nidaでも「〈わたし〉をめぐる旅」や,
何よりもリトリートと受講者限定WS ”Deep Dive into the Self”とを実施してきたことによって
シェアリングが深まり,その場の持つエネルギーが強くなり,
参加している生徒さんの変容が加速しているのを目の当たりにしてきたことで,
「タブーについて話す」ことの意義を否応なく実感するようになりました。
まあ,「タブー」というか,要は一般的には「人と話したくないこと,話せないこと」ですね。
それって,言い換えると,内側に大きな制約がかかっているトピックってことです。
それがね~,実際に体験された方はよくご存知かと思いますが,
リトリートやDeep Diveで生み出される場では,ボロッと口をついて出てきちゃうんですよね~(笑)
そして,その影響は,出ちゃった本人だけにとどまらない。
一緒にその場にいる人にも及び,「実はわたしも…」ってボロッと出ちゃったり,
あるいは同じものが出なくても,何か共感できることが必ずあって,苦しみや癒しを共有できちゃったり。
それがまあ,ものすごくパワフルな経験なわけですよ!
(リトリートをリピートされる方が多いのは,それを経験しちゃうからだと思いますね。)
そんなわけで,日本で生まれ育ったわたしが感じる,この社会の中で一般的には「人と話したくないこと,話せないこと」をテーマにするとしたら,何になるかな~?って。
Emily自身のオリジナルアイディアの3つは,確かにここでも「タブー」だと思います。
あと,あくまでもわたしの主観的な感覚ですけれど,
3つにするなら,わたしは「死」の代わりに「家族」を入れたいかな…
まあ,別に3つにする必要ないも思っているんですけどね,
要は,そういう一般的には「人と話したくないこと,話せないこと」をテーマにWSを始めるにも
nidaも7周年を迎えたし,だいぶ機は熟してきたんじゃないかなあ,と。
まあ,そんなわけでこういうWSをやろうという流れになったわけですが…
その中でも今回「豊かさ」というテーマを据えることになったもう一つの理由は
昨年,これまた別の生徒さんから極めて直接的に,「お金のWSをやってほしい」というご要望をいただいていたからです。
ね,「お金」って間違いなく一般的には「人と話したくないこと,話せないこと」の一つでしょ?
だから,Emilyも「富」をテーマの一つに入れてるんですね。
今,わたしはこれを書いていて改めて,これをヨガの先生がテーマに掲げるって,すごいことだよなあって思いますね(笑)
いや~,Emilyは本当にすばらしいですよ!
ビジネスマンならね,どうやってお金を増やすかっていうセミナーが散々あるわけですけれど。
だってほら,ヨガって「スピリチュアル」で,そもそも無償で,あるいは安価で提供されるべきもの,みたいなイメージは,
これだけおしゃれなアーバンスタジオでアーサナの練習をすることが普及している今でも,一方ではやっぱりあるなーと感じますから。
しかもね,このテーマを「わたしが」掲げるっていうのは,さらにおもしろい事態なんです。
わたし,元教員ですからね(笑)
何度か書いていますけれど,いまだに教員って「聖職」のイメージが残ってて,
実際,わたしは,プライベートセッションをスタートする際に,元保護者の方に
「教え子からもお金をとるんですか?!」と批判され,縁を切られたことまでありますので…
ね,ただでさえ「お金」ってものすごい制約がかかってるトピックなのに,
それを一見ビジネスと言わば「対極」にありそうな「ヨガ」(「ヨガビジネス」の,ではなく,「ヨガ」の,ですよ)のフィールドで取り上げるって
実はとてもチャレンジングだし,その分めっちゃ興味深いことだと思うんですよね~(笑)
ただ,このWSは「お金のセミナー」じゃありませんよ。
特に,どうやって増やすかとかいうことは,そういう専門の方にうかがってくださいね(笑)
テーマは,お金も含めて,あくまでも「豊かさ」です。
でも,お金のことも真っ向から取り上げます。
参加者のみなさんも,わたしも,個人的なお金に関わる考えや体験をシェアしてもらうことになります。
ですから,率直に申し上げて,
(貯金がいくらあるかについてなどは聞かない予定ですけど(笑),)
あなた自身のお金との関わりや「豊かさ」についての価値などについて,
いわばある程度「裸になる覚悟」で来ていただく必要があります。
そうでないと,表面的なもので終わってしまいますからね~ もったいないでしょ。
ですから,このWSは,単刀直入に申し上げて,
この場に,そして,わたしに対して信頼・安心を感じられない方にはお勧めできません。
わたしがこういう「タブー」を真っ向から取り扱うWSを実施できる根拠については
いわばすべて「〈わたし〉をめぐる旅」の中に詰め込んであります。
わたしは,あらゆるクラス,WS,リトリート,そしてセッションを,すべてそれに基づいて行っています。
だから,どんなトピックにも対応して来られたのです。
(例えば,コンプレックスや自己否定から病気,不倫,家庭内暴力,さらには中絶,マリファナ,
最近ではおそらく「前世クリアリング」とでも言わざるをえないことまで,入ってきてますね。)
この「豊かさ」のWSも,あるいはそれに続くその他の一般的には「人と話したくないこと,話せないこと」を取り上げるWSでも,
すべての根幹にあるのは「〈わたし〉をめぐる旅」で扱っている非二元的なタントラ哲学です。
ですから,これについての理解がないと,このWSの内容を受け取り切れないのではないかと思います。
(Deep Diveを「受講者限定」としているのも,まさにこの理由からです。)
…というわけで,ここまでお読みいただいた上で,ご参加を希望されるみなさんに集っていただければ,と思います。
改めて,今回のテーマは「豊かさ」です。
お金についても直接的に取り上げます。
現代社会においては,あなたのお金に対する感情,考えも,必ず総合的な「豊かさ」に関わらざるをえないからです。
とはいえ,このWSでは,「豊かさとは何か」についてわたしが「講義」するのでも,みんなんで「話し合う」わけではありません。
わたしからみなさんに紹介したいと思っているエピソードや,ヨガ哲学の観点は確かにありますが,
それよりも中心になるのは,各種のワーク,そしてシェアリングです。
身体を動かす時間や瞑想,チャンティングももちろん含まれます。
そうした実践・体感の中で,あなた自身が今「豊かさ」をどのように感じ,受け止めているかを改めて見出し,
そして,何よりもあなたが一層その「豊かさ」を享受し生きて行くことに寄与できればと思っています。
ですから,このWSの副産物として,いわばお金や豊かさに関するあなたの中の「ブロック」の一部も自ずとリリースされてことになるでしょう。
これ,どう考えても1回5時間だけで終わるにはもったいないテーマですので,
とりあえず前・後編として2回構成で実施したいと思います。
それぞれにご都合もあるでしょうから,一応別建てとし,どちらか一方でもご参加いただけるようにはしますが,
可能な限り両方セットで臨んでいただきたいと思います。
ちなみに…
後編の10/10はちょうどインドでとても大切にされているお祭り
ナヴァラートリー(今年は10/6-14,あるいは7-15とも)の期間中に当たります。
しかも,中でもこの10/10はちょうど,わたしの伝統では
「豊かさ」の女神ラクシュミーを讃える3日間のうちの1日に当たるのです!
「豊かさ」をテーマとしたWSを締めくくるのに,これほどふさわしい日はありません。
この日にいらっしゃる女性のみなさんは特に,ぜひきれいなワンピースやアクセサリーなどをお持ちの上でおいでくださいね!
また,きっと来年以降も実施すると思いますので,今回は参加条件が整わない方も,どうぞ焦らず~^ ^
【日時】
前編: 9/20(月・祝)13:00-18:00
後編: 10/10(日)13:00-18:00
*参加者のみなさまの安全と集中力維持のため,
遅刻してのご参加は原則としてご遠慮いただいております。
15~10分前の到着を目安に,どうぞ余裕を持っておこしください。
(20分前からお入りいただけます。)
*このWSにはシェアリングが含まれますので,最低催行人数を4人とさせていただきます。
3日前までに最低催行人数に達しない場合は中止とさせていただきますので,どうぞご了承くださいませ。
【定員】 9名(先着順)
【料金】
各回 18,000円(税込)
2回セット 35,000円(税込)
*前日以降のキャンセルは,どうぞご遠慮ください。
もし前日以降にキャンセルされた場合は,後日1,000円を頂戴いたします。
【持ち物】
・動きやすい服装
・筆記用具(ペンだけでなく,必ずご自身のジャーナルをお持ちください)
・必要に応じて,水,タオルなど
【予約】
通常通りnidaのウェブサイト上のカレンダーよりご予約ください →こちら
*何か気になること,ご相談になりたいことなどありましたら,お気軽にメールにてお問い合わせくださいね。