繊細さを解放する(nida’s newsletter- no.43-より)
*こちらの記事は 2017.11.10配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.43-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
先日,新しいスニーカーを買いにある有名スポーツブランドのお店に行きました。
で,何足か出してもらってはき比べたんですね。
それぞれに足裏の感覚とか違うものだから,
店員さんに「このシューズは~な感じですねー」って感覚を伝えたりしたんです。
そういう足裏の感覚には,
何か人間工学的に計算された意図があったりするのかなーと思って。
そしたら,これまた的をえない答えが返ってきたんですよね(笑)
へーそうなんですか~なんてとりあえずお返事するわけですが…
それから試しばきを続けている間,
その店員さんは,離れたところで別の店員さんとおしゃべりしていました(笑)
大雨の日で,店内にお客さんはわたし一人だったんですけどね(笑)
いや~~~
めんどくさいと思われたんでしょうねー(笑)
わたしは,ヨガを始めるまで
足裏の感覚なんて大して気にもしていませんでした。
でも,今はかなり感覚が上がっていると思います。
何せ最近もインソールを新たに仕立ててもらったばかりです(笑)
これってたぶん何事においても同じだと思うんですが,
感覚が繊細だとね,時々めんどくさがられたりするんですよね(笑)
いや,こんな靴選び程度のことなら別に大したことないですよ。
でも,これが,食事とか空気とか,
さらにもっと大きいのは,人間関係とかになると,
かなり大変じゃないですか。
繊細だと,他の人が気にならないようなことが気になってストレスに感じたり,
場合によっては,アレルギーとか
その他の心身の様々な不調となって現れたりするわけですから。
特に都会で行きていく上では,
狭い土地に,忙しい人間の密度が濃すぎて,
何ていうんでしょう,たとえば
街全体に息苦しさが漂ってる感じとか,ある気がするんですよね。
だから,繊細なほど疲れたり,ストレスを感じたり,具合が悪くなったり…
で,そういうことが続くと,どうするか?
意識的あるいは無意識的に,繊細さを鈍らせるんだと思うんです。わざと。
本来の繊細さを鈍らせて,閉じて,自分を守るようになるんじゃないかと思うんです。
いろいろ気づいちゃうと大変だから。
わたしの先生の一人があるときこうおっしゃいました。
「ヨガは繊細さ(sensitivity)のpracticeですよ」と。
そう,ヨガはまさに
わたしたち本来の繊細さを取り戻していく手段だと思うのです。
この「繊細さ」というのは「神経質さ」とは違うと思います。
繊細である上に,「これはこうあるべき」というジャッジが加わると
「こうあるべきなのになんでそうじゃないんだ!」と感じると
結構次から次へと問題が起きてしまいますよね…
でも,ただ「繊細」であることは,それとは違うと思うんです。
そして,繊細さはわたしたちが本来
いかに生きるとよりハッピーかを知るための鍵だと思うのです。
だって,繊細さこそが「快/不快」を捉えるからです。
何が「快」なのかわからずに
いかに自分なりの生き方を見出したらいいんでしょうか?
安心して,本来持っている繊細さを解き放っていくことができれば,
わたしはどのように生きていったらいいかは自ずと明らかになっていく。
つまり,本来のわたしのあり方に,自ずと戻っていけると思うのです。
ヨガを通じて,恐れずに繊細さを解放していくことができるように。
あなたが安心してそれができる場をつくることに
わたしも最大限努め続けます。
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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