言葉の力〜内側から外側へ、外側から内側へ

ことば って本当にパワフルだなあと,つくづく思います。

わたしたちが、あまり意識的でなく話したり聞いたりしている間にも,
ことばは常にとてつもなく大きな影響をわたしたち自身に,そして,周りにもたらしています。

そのことを実感したわたし自身の経験談を一つ。
 
 
 
今からもう6年くらい前ですかねえ…?
当時教員をしていたわたし。

毎日帰宅すると同じことを言っていることに、ふと気がつきました。

ガチャッとドアを閉めてから…

「はあ~~~~ 疲れたー」
 
 
で、この「疲れたー」を言うのをやめてみようと。

最初のうちはね、
クセだから簡単じゃないわけですよ。

ガチャッ

「は~~~~ 疲れ….てな~い!」
…みたいなね(笑)

そんな感じからスタートして,
徐々に続けて行ったら…
まあ,言わなくなるわけですよ,本当に!

そしたら,実際,そんなに疲れていないような気がして来るんですよね~不思議とね。

それで,気がついたんです。

くり返し「疲れたー」と言うことによって,ますます自分を疲れさせていたということに。

「疲れたー」をやめると,
徐々にそんなに疲れていないどころか,

ああ,今日もお仕事があってありがたいなあ〜、みたいな感覚に変わって来たりして。

ことば って,自分を制限することもある一方で,うまく使えば新たな可能性を拓くことができるんだなあと実感。
 
 
 
そうそう,話変わりますけど,
ことば といえば,こういう表現よく使いません?

「ああ,ハワイに行きたいなあ~」

「ハワイに行けたらいいんだけどねえ~」

…こう言ってるときって,
実際まずハワイ行かないですよね(笑)

だって,「~したいなあ」「~だったらいいんだけど」の前提には,
そうじゃない現実があるからです。

それを認めているから,
自ずとこういう表現になる。

ことばには,それを発する自分の内面,自分の思考,姿勢,信念が明確に表出します。
 
 
じゃあ,本当にハワイに行く人は何と言うんですかね?

「わたし,来週ハワイ行くことにした!」
…では?(笑)

すでに有休届出して,ネットで航空券やツアーを予約しているのでは?(笑)
 
 
これを利用しない手はありませんよー!

つまり、本当に実現したいことは,
 
「~したいなあ」
「~だったらいいんだけど」じゃなく,

「~する」
「~できてる」です!!

ことば には,自らの内側が現れますが,
先に挙げた「疲れたー」の例でも明らかなように,

逆に,外側のことばを変えることによって,
内側の変化を引き起こすこともできる。

まず、自分がどんなことばを使ってるのかに気づく。

もし、自らの内側に制限をもたらすことばを使っていたら、それをシンプルに手放す。

そして,可能性を広げることばに置き換える。

だって,わたしたちの内側には無限の可能性が秘められているのですから!

それ,制限してたらもったいないでしょ?
 
 
これって,ことばだけじゃないと思います。

ポーズも呼吸も同じ。
自分の内側がそのまま現れます。

その一方で,ポーズや呼吸の変化が自分の内側に変化を引き起こすこともある。

だったら、自らの言動や呼吸に気づいてうまーく使っちゃいましょ!
 
 
自らを制限するのではなく,自らの内なる無限の可能性をもっともっと拓くために。

[memo] peak poses
for basic:  Danurasana
for advanced: Svarga dvijasana

「極楽鳥のポーズ」Svarga Dvijasana @studio yoggy 渋谷