10月からの大幅リニューアルについて②3つのカテゴリーに沿った新クラス編成!
〜前回より続く〜
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(2)3つのカテゴリーに沿った新クラス編成!
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「out of スタンダード」なクラス内容も含め,
今のわたしとnidaの特性を最大限活かせる新クラス編成を導入します。
nidaの新たなクラスは,以下の3つのカテゴリーに分類されます。
1. Attitude(Iccha)-意志・在り方
・どぅる~ん×yoga
☆プライベートセッション
☆リトリート
2. Alignment(Jnana)-配置・知識
・philosophy & meditation
・relax & yoga nidra
☆”All for Meditation”などの各種ワークショップ
3. Action(Kriya)-行為・身体
・Anusara Elements(中級者~向け)
・Anusara Elenments basic
・relax & restorative
・hatha yoga in English
☆Anusara yoga WSなどの各種ワークショップ
一見回り道のように思われるかもしれませんが,
このクラス編成の組立ての経緯をきちんと示すことに大きな意味があると思いますので,順を追ってお話しさせていただきます。
ヨガ哲学においては,
わたしたち人間も含め,そのすべての源は
同じ「ひとつ」の「真実」の「存在」であると考えられています。
その「真実」の「存在」は,大きく分けて2つの部分から成り立ちます。
一つは,存在そのもの。存在しているということ。
でも,これをご自身に置き換えて考えてみてください。
わたしという存在があったとしても,
五感がなかったら?どうやってわたしの存在を感じたらいいんでしょう?
何もできなかったら?どうやってわたしの可能性を感じたらいいんでしょう?
ただ存在するだけではなく,
自分が何者なのかわかること(自己認識)や,何かをできる可能性,力が必要なんです。
これがもう一つの部分です。
そして,その力によって「真実」の「存在」は,わたしたちを含めたすべてを創造している,と考えます。
では,その創造はどのように行われるのでしょうか?
すべての創造は,以下の3ステップから成ります。
1. Iccha(イッチャ)=意志
2. Jnana(ニヤーナ)=知識
3. Kriya(クリヤ)=行為
わたしが主として学んでいるAnusara yoga(アヌサラヨガ)においては,これは”3As”として整理されています。
すなわち,
1. Attitude=在り方,姿勢 …Iccha(イッチャ)
2. Alignment=配置 …Jnana(ニヤーナ)
3. Action=行為 …Kriya(クリヤ)
の「3つのA」です。
こうして,「真実」の「存在」は,無限の力をもってわたしたちを含むすべてを自由に創造した,と。
さて,当のわたしたちはというと,まさにその具現化ではあるのですが…
「まやかし」によって力が制限されてしまっています。
その「まやかし」を超え,再び源である「真実」の「存在」に結びつくこと。
それがまさに yoga=「結合」 というわけです。
じゃあ,そのyogaのpracticeをしましょう,というときには,
「真実」の「存在」が本来持つ創造の力の3ステップに従って,
それぞれを妨げている「まやかし」,制限を少しずつ乗り越えていく,
というのが理にかなっていると思いませんか?
そこで,10月からの新しいnidaのクラスは,
創造の3ステップ,あるいは「3つのA」に沿って,以下のように構成します。
1. Attitude(Iccha)-意志・在り方の制約を外していくためのクラス
・どぅる~ん×yoga
nidaでも5月に続き10月もセミナーを開催する,大阪の谷田学先生に学び続けている「どぅる~んタッチ」。
わたし自身は,先生に学ぶ中で,この「どぅる~んタッチ」は,より深い体感として,より直感的に私たちの「意志・在り方の制約を外していく」効果が高いと感じています。
ヨガ哲学とも深く通底する陰陽五行に基づいた「どぅる~んタッチ」を,ヨガ(哲学・瞑想・ゆったりとしたポーズ)と組み合わせ,日常的に体感できる場をつくりたい!
そう思って,谷田先生にご相談したところ,名称と手法の使用許可をいただけました。
このクラスは,あくまでもyukari自身のcreativityによって設定し,毎回,あるテーマに沿って,「どぅる~んタッチ」を互いに体感し,気づきをシェアしながら,参加者のみなさんとともに「意志・在り方の制約を外していく」practiceの場になります。
ヨガをやったことがない方も大歓迎です!
頭で考えたり理解していてもなかなか前に進めない感じのある方も,とにかく心地よく気(プラーナ)が流れる感覚を味わいたい方も,理屈を超えた「ひとつ」に向かうpracticeをぜひご一緒に!
☆プライベートセッション(対面式/オンライン) →詳細はこちら
通常クラスではありませんが,あなたと一対一で向かい合うプライベートセッションはまさにこの「意志・在り方の制約を外していく」上で一番効果的な方法だと考えています。
nidaが提供できる,個々の在り方にアプローチする上での最短ルートです。
アーサナ(ポーズ)の練習などももちろんお受けしていますが,ぜひあなたの「在り方」を自由にしていくための手立てとしてご活用ください。
「在り方」の変化を加速させるために,定期的に受けることをお勧めします。特に,最初は集中的に受けてみてください。
☆リトリート
この夏からnidaでは一泊二日のリトリートをスタートさせました。
リトリートも「意志・在り方の制約を外していく」上で極めてパワフルです!
より集中的に長い時間をかけられること,そして,寝食を共にしながら仲間とともに進めることが,プライベートセッションとはまた異なる大きな効果をもたらします。
同じ時間をかけてクラスにバラバラに出るよりも効果が早く,大きいので,最適なタイミングで飛び込まれることをお勧めします。
来年以降にはより長期のものも実施予定ですので,どうぞお楽しみに!
2. Alignment(Jnana)-配置・知識のまやかしを解いていくためのクラス
・philosophy & meditation
このクラスでは,「配置・知識のまやかしを解いていく」ために,ヨガ哲学の深い知恵に触れ,瞑想のpracticeも行います。
普段わたしたちが「当たり前」だと感じていることは果たして本当にそうなのでしょうか?
わたしたちは一体どのような知識・思考の制限を持っているのでしょうか?
それを外していくためには一体何をどのように学び,考えていったらいいのでしょうか?
こうした問いに向き合い,自身のアタマや心の配置を整える道筋・方法を学ぶことはヨガpracticeの中核とも言えます。
実際,ヨガの歴史の大部分はこの瞑想と哲学です。
毎回テーマに沿って,参加者のみなさんどうしで意見や体験をシェアしていただいたり,わたしからもヨガ哲学に基づいたお話をさせていただいたりします。
話し合う内容は,専門的なことではなく,日常に結びついてた,どんな人にも普遍的なものしか取り上げませんので,ご安心を(笑)
その後,少し体を動かしてから,瞑想へと向かいます。瞑想方法は,テーマによって変わります。
ヨガ・瞑想とは,わたしたちの内なる本質と結びつくための,「気づき(awareness)」の 練習,マインドフルに在ることの練習です。
わたしの先生は,「どんな瞑想もよい瞑想ですよ」とおっしゃいました。難しいことはちっともありません。できてもできなくも問題ありません。
ヨガ哲学や瞑想に馴染みのない方でもご参加いただけるオープンクラスとして実施します。
・relax & yoga nidra
ヨガ・ニドラーとは,横になって行うガイド瞑想です。
このクラスでは,前半はセラピューティックな要素も取り入れながらゆったりと体を動かした後,後半は仰向けに横たわったまま,ガイドの言葉に導かれ,睡眠の4倍に相当するリラクゼーション効果があると言われる深いリラクゼーションへと誘われて行きます。
その中では,非常にリラックスしながら,同時に,自身の意識の深い部分へとアクセスすることになります。これを利用して,自らの「決意」を染み込ませる時間を持つことも,このクラスの大きな特徴です。
わたしたちは日々無意識のうちに強い緊張やとらわれの中で暮らしていますので,これは身体の緊張を解く以上に,わたしたちの内に深く染み込んでいる「配置・知識のまやかしを解いていく」上で,とても意義深い経験になります。
終わった後は,深い眠りから覚めたように「すごくスッキリした!」とおっしゃる方の多いヨガニドラー。夜は,キャンドルが灯る中で行います。
お疲れの方,心身を深く癒ししたい方には特におススメです。初心者さんも気軽にご参加いただけます。
☆”All for Meditation”などのワークショップ
”All for Meditation”は,いわばphilosophy & meditationクラスを大幅に拡大し,よりじっくりと時間をかけて深くテーマを掘り下げ,瞑想に向かうワークショップです。
アーサナpractice,哲学セッション,呼吸法,瞑想まで「全部盛り」です。
このほか,哲学・瞑想を含む,yukari自身による,あるいはコラボのWSもいろいろと実施してまいります!
3. Action(Kriya)-身体を用いて,より自由に行為していくためのクラス
・Anusara Elements(中級者~向け)
・Anusara Elenments basic(初心者さんからOK)
Anusara Elements teacherによる,哲学的/精神的な「ハートテーマ」を伴ってアーサナを練習するAnusara yoga(アヌサラヨガ)のクラス。
「ハートテーマ」のあるAnusaraクラスは,心身を理想的な位置に近づけるための独自の「アラインメントの普遍的原則」とすべての人に内なる善を見出そうとするヨガ哲学に基づくAnusara yogaの大きな特徴です。
Anusara yogaは現在,日本ではきちんと学べる機会が極めて少なくなっていますが,アーサナへの効果的なアプローチも日常に活かせる深いヨガ哲学のエッセンスも同時にしっかり学ぶことができる,非常に美しく実践的なhatha yoga(ハタヨガ,いわゆる身体を動かすヨガ)の体系だと思います。
ペアワークが多く,仲間とともに学ぶ楽しさにもあふれているのもクラスの特徴です。
身体・行為からアプローチし,それをより自由にしていく上での,いわば「陽」のアプローチ。
継続的に「ハートテーマ」に沿って身体を動かすことで,テーマがより心身に深く染み込み,変化していくことを,マットの上でも外でも実感してください!
・relax & restorative
セラピューティックな要素も取り入れながらゆったりと体を動かした後,プロップ(補助道具)を多用し,一つのポーズを長めにホールドして,心身をほぐして行きます。
夜は,キャンドルが灯り,アロマオイルが香る中で行います。
瞑想的なこのクラスの中では,心身が自ずととろけて行き,癒しが起こります。
現代の,忙しく焦りや不安を伴う生活の中で,わたしたちは誰しも心身ともに無意識に,想像以上に緊張しています。
Anusara yogaの「アラインメントの普遍的原則」における第一原則は”Open to Grace”(大いなる愛に向かって開く)。
とはいえ,心身ともに緊張を抱えたままでは十分に開きようがありません。
だからこそ,「在り方・意志」や「配置・知識」の制限を外していくこととともに,このように「身体・行為」の面からアプローチし,それをより自由にしていく上での,いわば「陰」のアプローチも重要だと考えています。
自らの内に秘めたエネルギーの流れを整えるために,しっかり動くクラスとバランスよくとり入れてみてください。
どんな方も気軽にご参加いただけるオープンクラスです。
・hatha yoga in English
hatha yoga(ハタヨガ)とは,いわゆる身体を動かすヨガ。そのクラスを英語で受けるためのポイントを学べるクラスです。
ヨガと英語の学びを両立させたい方, 海外で英語のクラスを受けられるようになりたい方などにオススメです。
実際にゆっくりした英語の指示を聞きながらアーサナをpracticeするだけでなく,ペアワークなどで話す機会も。
失敗を恐れず,とにかく聞く・話す経験を増やすことが上達のカギ!
英語ベースで進めますが,日本語でもサポートしますので,英語が苦手な人でも,興味と意欲だけあれば大丈夫!まずは気軽に参加してみてくださいね!
通常クラスとは少々異なり,必要に応じて筆記具やメモ帳などを持ち込んでいただいてもOKです。
基本的にはAnusara yogaに基づいていますが,「英語で学ぶ」ということが大きな目的となるため,運動量やヨガ哲学を含めた学びの深さにおいては他のクラスと大きく異なりますので,あらかじめご了承くださいませ。
☆Anusara yoga WSなどの各種ワークショップ
Anusara School of Hatha Yoga(https://www.anusarayoga.com)から認定を受けているyukariによる, Anusara yogaの体系を学び,実際に体感するWSをはじめ,すばらしい海外講師たちによるhatha yogaのWSもますます多く主催していく予定です。
10月のKimよる初来日WSはもちろん,今年4月のWSが大好評だったEmilyも来年また来日予定ですので,どうぞお楽しみに!
豊かな心身を持ち合わせたすてきな先生方には,会うだけでもエネルギーが解放されていきます。集中的なWSを通じて,そんな先生方ともに身体を動かし,表層だけでなく徐々により深層から行為の制限が外れ,自由が広がっていくことを,ぜひ体感してください。
以上のような創造の3ステップ,あるいは「3つのA」に沿って,
バランスよく学び,制限を外して,
より本来のわたしたちになっていく,より本来の自由に戻っていく。
そのための手立てこそがまさにyoga=「結合」です。
あなたが人生を通じて
「ひとつ」の「真実」の「存在」とのyogaをpracticeしていくための
一つの拠点となるべく
nidaとyukariが最大限活かされるように,
常に,今ここでできるベストを提示させていただきます。
それがわたしのyogaのpracticeですから。
そんなnidaとyukariとともにワクワクしながら歩んでくださる
kula(深いつながりを持ったコミュニティ)のみなさんに心から感謝しています。
それがますます広がっていく場をこれからもともにつくり続けていただければ幸いです。
〜続く〜