3つのmala① Karma mala
わたしの師匠Emilyが,
4/8-9の初来日ワークショップでテーマに取り上げてくれたのは
「3つのmala」
Emilyが教えてくれたヨガ哲学における概念,
malaというのは「塵」。
目の前に,鏡があるとして。
鏡がきれいなら,そのままの姿が映りますよね。
でも,鏡にたくさん塵がついていると?
その鏡には,真の姿は映らないわけです。
malaとはつまり,このように,わたしたちが自身の本来の姿を観ることができない,その原因となっている「塵」のことです。
malaには3つあると言われます。
1, Karma mala
2. Anava mala
3. Mayiya mala
今回はこのうちの1つめ,
Karma malaについてお話ししますね。
Karmaとは「行為」のことです。
つまり,Karma malaとは,行為についての「塵」です。
「自分が行為者である」と考えていること。
これこそまさにKarma malaの結果です。
逆に言えば,Karma malaが取り除かれた状態での行為においては,「行為者は自分ではない」のです。
「本当の行為者」が誰かを知っていて,自分はその媒介として行為する,という状態です。
少しずつでもKarma malaを取り去られて行くことで,
「わたしのmissionとは何か」もみえて来る。
Karma malaを取り除きながら進んで行ったその先で,
真実を映し出す鏡を覗き込んだときに,
そこに映る真実のわたしの姿と出会うために。
ॐ