至福のかたまり（nida’s newsletter- no.53-より）
＊こちらの記事は 2018.01.19配信の，nida’s newsletter～ living in the moment ～- no.53-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
”AUM”（オーム），「Shivaの５つの行為」，「意識の光を広げる」に続き
今回もこのstudio yoggyの中級クラスで最初に唱えるマントラの一部にまつわるお話を。
Namah Shivaya Satatam Panchakritya vidhayine
（ナマシヴァーヤサタタン パンチャクルティヤヴィダーイネ）
Chidananda ghana svatma Paramathavabhasine
（チダーナンダガナスヴァートマ パラマールターヴァバーシネ）
「Shivaに対して常に敬意を表します。
それは5つの行為を司るもの。
至高の現実を輝かせ，
究極のゴール，すなわち意識と至福の凝縮である至高の本質を照らし出すもの。」
今回は，２行目の” Chidananda ghana svatma”という部分。
まず，Chidanandaは，Cit＝意識，Ananda＝至福を意味します。
そして，Ghanaは，かたまり，ぎゅーっと凝縮されたかたまり，
Svatmaは，わたしたちの本質，を意味する語だそうです。
「わたしたちの本質は，意識と至福の凝縮されたかたまり」
果たして，どれだけの人がそれを認識して生きているのでしょうか？
…て，本当の意味でそれを24時間365日認識していたら
「悟った人」なわけですが（笑）
わたしたちの感情は日々刻々と揺れ動きます。
ああ，わたしって～で嫌だなあ，とか，
苦しくてとても幸せだなんて感じられないこともあるかもしれません。
でも，マントラはこうわたしたちにリマインドし続けているのです，
「いやいや，大丈夫ですから！（笑）
ちょっと忘れちゃってるかもしれないけど，
何があっても，あなたの本質は至福のかたまりなんですから！」
と。
わたし，なんでヨガやってるんだろう？ と
ふとした疑問を覚える人もいるかもしれません。
わたし，なんでヨガを教えてるんだろう？ と
ふと立ち止まっているヨガの先生にお会いすることもあります。
それって，とても大切なことだと思うんです。
なぜヨガをするのでしょうか？
なぜそれがわからなくなるのでしょうか？
どうしたらいいのでしょうか？
ヨガをする目的や理由は個々に違っていていいと思います。
わたしは，「正しい」目的や理由があるわけじゃないと思います。
あなたは，あなたの目的や理由のためにすればいいし，それは変化して行ってもいい。
心からそう思っています。
ただ，ヨガ自体がそもそもなんのためのものなのか，ということは
それはそれで明白なんです。
答えは…もうおわかりですよね。
極めてシンプルです（笑）
だって，そのエッセンスはマントラがいつもリマインドしてくれている通りですから。
「わたしたちの本質は，意識と至福の凝縮されたかたまりなんですよ～！
思い出してくださーい！」
と。
何て言うんですかね，「社訓」とか「校是」とか言うんですかね？
ほら，高々と壁に貼ってあるけど，
実は日頃はほとんど見ちゃいない（笑）「方針」みたいの，あるでしょう？
あと，自分にとっての「座右の銘」みたいなものとか。
普段は下手するとホコリをかぶってるんだけど，
ふと目に入ったり読み直したりして意識した瞬間に
「ああ，そうだった！！！」と戻ってこられるもの。腑に落ちるもの。
マントラもそれでいいと思うんです。
最初は，よくわかんないし，なんか怪しいし（笑），
あ～いつも唱えてるな～，みたいな。
そのうち，気づくかもしれませんから。
本当は全部の答えが最初からそこに示されていたことに。
「AUM」やマントラはまさにリマインダーです。
だから，わたしのクラスでは，基本的にいつもAUMやマントラを唱えます。
正直言って，
そのチャンティングだけでクラスを終えてもいいくらいな感じで唱えています（笑）
だから，ヨガをする目的を見失うこともありません。
マントラは北極星のように変わることのない方向を指し示し続けてくれますから。
ヨガは，
至福のかたまり，意識そのものであるわたしたちの本質，Shivaを思い出すためのもの。
最初は抵抗があるのも自然なことだと思います。それでいいと思います。
わたし自身もそうでしたから。よくわかります。
時が来たら，あなたのタイミングで「AUM」やマントラを唱え始めてみると，
きっと徐々に何かが変わります。
あなたが感情の波に飲まれそうになったときにも，
誰よりも，何よりも力強く，揺るぎなく
「あ，わたしの本質は至福のかたまりだった」
と思い出させてくれるかもしれませんよ^ ^
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ～ living in the moment ～より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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