コンフォートゾーンを超えて行く(nida’s newsletter- no.86-より)

*こちらの記事は 2018.09.14配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.86-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。


ヨガスタジオに行くと,いつも同じようなところにマットを敷きませんか?

洋服を選ぶ時,いつも同じような色を選びませんか?

新しいことにチャレンジしたり,自分の意見を伝えたりすることを躊躇することはありませんか?


わたしたちにはそれぞれの「コンフォートゾーン」があります。

自分にとって「快適」「安心」な範囲です。

そこに居続けると楽な範囲です。

ここにとどまって生きていくことも,そこそこできます。

ここに居続けると一生安心な気がします。


…でも,それは本当なのでしょうか?


わたしの先生Emilyも,このコンフォートゾーンを超えていくことについてよく話していますが,

コンフォートゾーンの外に出ることには確かに困難や恐れを感じやすいですよね。

「がんばって苦手な~を克服しないと!」「~しちゃいけない!」と思って何かをするのは大変でしょ?

目標の設定の仕方によってはよりハードルを高く引き上げることも可能です(笑)


でもね,例えば何かをやらなきゃいけない状況とか,避けられない流れという

ノリ(笑)みたいなものが,ふとやってくることがありますよね。

「もうやるしかない!」,「これはむしろチャンス到来!」みたいな。


また,別に「がんばろう」とか「~しなきゃ」と思っているわけじゃないんだけど,ただ好奇心が湧いて仕方なかったり,楽しかったりして

気がついたらいつの間にか,昔の自分だったら到底できないようなことをスルッとやっていることも。


そう,コンフォートゾーンって,意識的に超えようとするとハードルが上がるわけですが,

気がついたら無意識にいつの間にか超えちゃってたよ!という手もアリだと思うのです。

(そうそう,これ,まさに,「する」と「なる」の違いです(笑))

わたしは,この後者の超え方がかなりいいんじゃないかなあと思っているんです。


この時ってね,心の壁が低いんです。

困難や恐れをあまり感じない,あるいは,感じていてもあまり気にならない,気にしている暇がない。

何とな~く,あるいは,夢中になって歩いているうちに,自ずと超えているから。 


コンフォートゾーンは,基本的に「幻」です。

それを「感じている」ことは「事実」でも。


わたしね,正直,無理にチャレンジしなくてもいいんじゃないかなって思ってるんです。

先にも言ったけど,それでも生きていけますから。

それはそれでOKだと思うんです。


でも,自身の経験から思うのですが,その中にとどまっていないと安心できない,ということはまったくないんじゃないかと。

まず,コンフォートゾーンの中にとどまることで,得られる安心感・快適さと

そこを超えていった先で感じる安心感・快適さとは,ちょっと質が違う気がするのです。


振り返ってみたら過去の自分のコンフォートゾーンをいつの間にか超えていたことに気づくとき,

あら,わたしって意外といろんなことできるのね,と感じるし,

超えて行った先で,今まで感じていた「快適」以上の「快適」を見出すこともあります。


それに,何より,
そもそもこれまでのコンフォートゾーンから自ずと超えていくことを導いてくれる流れこそが,わたしたちの真の「安心」の源だと思うのです。


その流れを信頼していたら,どこにいようと何をしようと「安心」なのだと気付けるようになって行くのではないかと思うからです。

それこそが,コンフォートゾーンの中にとどまる見せかけの「安心」「快適」とは異なる,真の「安心」「快適」だと思うからです。


大きな流れに,自分の内側から湧き出るものに委ねて,恐れずに自然とコンフォートゾーンを超えて行きましょう。

その先に広がる,まだ見ぬ風景を楽しみに。

その旅の中に,その旅そのものに,わたしたちは,

既存のコンフォートゾーンにとどまることでは決して得られない安らぎを見出すことができるはずです。

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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
記事全文はnidaのnewsletterのみで掲載されています。
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