Jala〜水〜
6週間にわたるタイでのトレーニングから帰国後,最初の週のクラス。
シェアしたいことがたくさんある中から
わたしが直感的にまずテーマに選んだのは,
アーユルヴェーダの先生Balaramaから多くを学んだ5元素のうちの一つ,
「水」(サンスクリット語:Jala)。
yogaやアーユルヴェーダには,
世界のすべては
地・水・火・風・空
5つの元素から成り立っているという根本的な考えがあります。
…へえ~
って感じかもしれないですよね~(笑)
理科の教科書の表紙の内側には100以上の元素が掲載されてたしねえ…
いや~
火とか水とかですべてができているっていわれてもねえ…
わたし,燃えてないしねえ…みたいな(笑)
いえいえ,純粋な実物を想定するんじゃなくてその「質」(quality)を考えてみてくださいな。
たとえばね,カッカしやすい人。
5つのうちどの「質」が強いですかね?
―「火」ですよね?
じゃあ,頑固で全然考えを変えない人は?
―「地」でしょうね。動かないのだから。
では,いっつもバタバタ駆け回ってる人は?
―「風」でしょうね。動き過ぎです(笑)
…というような具合です。
何となく,わかる気がして来るでしょう?
そのうち,今回のテーマは「水」。
水の質ってどんなものがあるでしょう?
考えてみてください。
たとえば…
水には,ほかの元素に比べて,
・ゆっくり動く
・重い
・湿っている
・上から下へと流れる
・リズムがある(波など)
…などの特徴がありますね。
この水の質を意識したら,身体的な動きに,呼吸に,精神的な状態に,思考に,一体どんな違いがあらわれるでしょう?
クラスでは,水のように動くことを意識してそれを体感してもらいました。
また,身体の中でも水のエリアとされる骨盤周辺,特に,股関節の動きに繊細に気づきを向けてみました。
そもそも,実際わたしたちの身体は70%以上水分でできてますよね。
でも,水の質が弱い人,強い人,いろいろです。
乾燥肌の人もいればオイリー肌の人もいる。
ガリガリにやせた人もいれば,ふっくらしっとりした人もいる。
せっかちな人もいればゆっくりのんびりな人もいる。
季節や時間帯によっても変わりますよね。
たとえば,今の東京は乾燥しきっていて水の性質が弱まるシーズン。
気づくと,年の瀬の忙しい最中に心や思考の中の水まで減ってしまっていたりして…
それに気づくことができれば,自分の内なるリズムを聴き,穏やかにそれに沿い,自分の内に癒しの泉を湧き出させることも可能なはずなのです。
わたしたちはみなそれぞれ5元素のユニークな比率で成り立っています。
そこには良し悪しも優劣もありません。
でも,自分の中で何かバランスの悪さを感じるときには,必要な元素を意識してみる。
そして,その力を借りてみる。
わたしたちは全て同じ本質から成り立っているんです。
感謝をもって臨むのならば,きっと力を貸してもらえますから。
yogaやアーユルヴェーダの知恵は深遠です。
感謝。
ॐ
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12/23 yoga×心理占星学×リフレクソロジー
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