“a beautiful mess inside”を広げるために

(写真:The first International Yoga day!
June, 2016 @Tokyo.)
 
 
 
How can you stay outside?
(どうして外側に居られるの?)

There’s a beautiful mess inside.
(内側には美しいものがひしめいているのに。)

from “Far far ”  by Yarl Naim
 
 
 
 
では,

「大人になるにつれて,周りからの情報や自らの経験によって」「自らの中に創り出し」た「制約」となっている枠組を、
わたしたちはいかに外して行けるのでしょうか?

どのようにしたら「本当は変わらず在る」
“a beautiful mess inside”を,
内側に美しくひしめくものを,
再び広げることができるのでしょうか。
 
 
 
今回は,わたしが考えるそのためのコツ・ステップを3点挙げたいと思います。
 
 
STEP①[枠組に気づく]

まず、何が制約なのか、何を外せるのかがわからなければ何もできません。

ですから、最初に必要なのは、
自分の内側に持っている枠組は何か、
に気づくことにほかなりません。

それらの枠組はかなり無意識なので、
気づくのが結構難しいものも多い。

たとえば、マットの上でアーサナ(ポーズ)の練習をしたりしていると、
自分の身体の使い方にハッと気づくことってありますよね?

でも、もっと微細なレベルまで同じことができるし、そちらこそがいわば本丸ではないかなと。

たとえば、

・自分は他人をどう見ているか
・何によってどう判断しているか
・なぜ同じ失敗を繰り返すのか
・どのような話し方をしているのか
・どのような感情を持つことが多いのか

…などなど。

そうして、内なる枠組に気づくことによって、初めて次のステップに進めると思うのです。
 
 
STEP②[選択肢は無限にある]

何が制約になっていたのかに気づいたら、立ち止まってみます。

ん?他にできることはないのかな?

そうすると、これまたハッと気づかされたりするわけです。

「今までずっとこういうものだと思っていたけど、こうじゃなくてもいいのかもしれない…今度は別のやり方を試してみようかな!」とか。

「こういうときいつもイライラしやすいけど、そもそも相手は自分と別の人間だから、思い通りになるわけないと考えたら、ま、しゃーないかって思えるな。そっか、イライラする必要ないのかも。」とか。

内なる枠組に気づいたら、その先に本当は
たくさんの選択肢があることが見えてくる。

自分の目の前にあった小さなドアはいわば幻。

その幻が消え去ると、目の前には、かわりに果てしない地平線が拡がる。

いつだって道は無限にひらかれていることがハッキリわかる。

ことばにも行動にも、思考にも感情にも、
常に無限の選択肢があると思い出すことが
すごく大切なんじゃないかなとわたしは思うのです。
 
 
ポイント③[枠組をポジティヴに読み替える]

制約となっていた枠組に気づき、
無限の選択肢を思い出す。

それでもなかなか過去の枠組が強くて抜けられない、うまく別の選択肢に進めない、というような場合は…

もーー制約的枠組も思い切ってポジティヴに捉え直しちゃったらどうですかね?

「わたしって勇気がない」
→「わたしって思慮深い」

「あの人すぐイライラしてやな感じ~!」
→「あの人いつもエネルギーあるなー!」

とかね(笑)

いや、マジメに!

重要なのは、こうやってポジティヴに捉え直すことで、「悪者」を減らすことだと思います。

何か理由があってそういう枠組が創り上げられてきたのだと思いますから、責めなくてよくて。

むしろ、それをポジティヴに利用しちゃえばいいんですよ。

きっとそこからまた新たな選択肢がひらけるはずですから!
 
 
 
…と、今回挙げた3点はすべて
わたし自身が実行し、 自分の内側にひしめく美しいものに立ち戻り、それを広げる上で大きな効果を実感したものですが、
あくまでもわたしの体験に過ぎません。

だまされたと思って(笑)使ってみていただくのもありですし、
スルーしていただいてもいいですし。

それもまたあなた自身の”a beutiful mess inside”の導くままに!

[memo] peak poses
for basic: various sequences from low lunge
for advanced: various sequences from low lunge