インドより帰国した今みなさんにお伝えしたいこと

〜昨日配信した newsletter no.338 より抜粋〜
2/11-3/12にインドへ行き,そのほとんどの時間を5年ぶりにアシュラムで過ごしてきました。
そこでは,瞑想と聖典詠唱,日々の儀礼やキールタンの他,
毎日約6時間の奉仕に従事していました。
ここでは,その中で改めてわたしの中で気づいたこと,確信したこと,覚悟したこと,
そして,それに伴って自ずと決まったことの一部をここでシェアさせていただこうと思います。
パンデミック明け,5年ぶりにこのアシュラムに戻って改めて心底感じたのは,
わたしにとってそこは「魂のホーム」のような場所であるということです。
初めてそこを目にした時になぜか涙が溢れてきたのを今でも覚えていますが…
わたしの人生において,ここは,これから先も幾度となく戻らなければならない場所だという確信が強まりました。
もちろん,ここに行かなくても生きていけます。瞑想はできます。
ヨガのプラクティスの最も重要な場は,日常生活そのものだという考えは変わりません。
ですから,わたしは,どこへ旅をしようとも,この先も東京・表参道の小さなnidaを拠点にし続けるのだろうと思っています。
というのも,日本の人,特に東京周辺の人にこそヨガが必要なのではないかという感覚は
世界を旅するにつれてさらに増す一方だからです。
しかし,一方で,今回改めて確信したのは,
それでもやはりこれから先,わたしはインドとアメリカのアシュラムに
より長く滞在するようになるのではないか,ということです。
そう遠くない未来に,チャンスがあれば,半年以上滞在する可能性もあるかもしれません。
というのも,今回,アシュラムに滞在する中で,特に深く瞑想に潜った日がありました。
その時,わたしは,自分自身にいつもより深く問いました。
わたしのこの人生において,最も重要なことは何か?
本当にわたしが欲しいもの,したいことは何か? …と。
その結果,現時点のわたしが受け止めたのは,
「ぜんぶ知りたい!」でした。
偉大なヨギたちが観ているもの,知っていること…その一部にでも触れてみたい!
といった,強烈な好奇心のような。
どうも,わたしにとって,その他のことはそんなに重要ではないようです(笑)
このように文字にすると少々平板な感じもしますけれど,
それを痛切に感じてしまったというか,覚悟を迫られるような体験を経て,
は~もうこりゃあダメだな,と肚を括らされたというか(笑)
今回わたしがとても強く感じたのは,このアシュラムはいわば瞑想の高速道路なんだなということでして。
また,そこに集まっている人達の,魂の輝きが滲み出るような美しい在り方…
わたしはああいうふうに在りたいのなだなあということも改めて実感してしまったのです。
そうなると結局,あのアシュラムで自分のプラクティスを深め,奉仕に従事することが,
多分一番の近道なのだと実感してしまったのですよね…
ですから,来年からわたしは必然アシュラムで過ごす時間が長くなるのではないかと思うのです。
また,実は今回初めて,来年末~再来年頭にでもインドリトリートを実施しようかと考え始めました。
わたしは,リトリートにおいて,安全面は非常に重要な要素だと考えており,
正直,インドでの実施にはこれまであまり積極的にはなれませんでした。
しかし,今回改めて美しい魂を持ったインドの人々を観ながら,
日本のみなさんにこの人たちを,この人たちが神聖なものとして維持し続けてきたものを,そのエネルギーを直に体感するという機会を持っていただけたら!と感じまして。
バリはより安全です。
安心してご自身をより大きく解放してしていらっしゃるリトリートの場としては
今も正直バリの方が相応しいと思っていますので,
わたしは今後もバリリトリートを継続していくつもりです。
ただ,それとは異なる趣旨でインドリトリートを準備しようと初めて思いました。
背景には,協力してくれる信頼できる友人たちが増えてきたということもあります。
とても信頼できる,すてきな友人がいるのです。彼女にも手伝ってもらえたら!とお話ししています。
このインドリトリートの準備にも来年頭から本格的に取り組みたいと考えています。
…というような気づき,確信,覚悟がやってきたため,必然
うーん,これはもう手放さなきゃいけないな…と思い至ったのが
諏訪のアパートと,毎月のハイキングツアーと諏訪クラスです。
今年もすでに合計3ヶ月程度海外に出る予定があるのですが…
来年からはさらに,パンデミック以前のように,半年近く海外に行くことになるかもしれません。
となると,どう考えても時間が足りません…
もちろんわたし自身は山登りを続けますし,八ヶ岳リトリート等も継続して行きたいと考えていますが,
諏訪のアパートと定期的なハイキングツアーは維持していくのは難しく,今年までで手放さざるをえないのではないかと。
それに伴い,諏訪クラスの定期実施も今年いっぱいになるかと思います。
ですから,yukariと山登りに行ってみたいとお考えのみなさま,とにかく今年中にいらしてください!
パンデミックの時期に登山を始めたことは,本当にいい決断だったと思います。
わたしにとって,山と高野山は,日本でのアシュラム代わりのようなもの。
これからもみなさんをお連れしたいと考えています!
諏訪の拠点を手放しても,不定期でハイキングツアーはできると思いますし,
八ヶ岳や上高地,高野山等のリトリートでもハイキングを取り入れ続ける予定です。
長野ではたくさんの素晴らしいご縁が広がっていますので,毎月定期的にはできなくても,
長野でのクラスやワークショップももちろん実施したいと思っています!
ただ,毎月継続して,というのは今年までにならざるをえないかと予想しています。
シフトチェンジのタイミングです。
ですから,みなさんに今2つはっきりとお伝えしておきたいと思います。
一つ。
わたしはこれからますます自分のヨガ・瞑想を深めていくことになると思います。
そして,その体験を,その中で得るものを,これからも最大限みなさんにシェアし続けてまいります。
わたしの役割は「媒介」あるいは「橋渡し」なのではないかと,ずっと感じてきました。
海外と日本との。
より深いヨガ・瞑想の世界と日常世界との。
わたしは,常々申し上げているように,超合理主義者です(笑)
実際に日常で使えないものには興味がないのです。
出家するつもりも毛頭ありません(笑)
わたしは,日常に埋もれていると観えにくいけれど,本当はいつもそこにあり,
それに気づけば日常が,自分自身が輝くことになる真実を
ご縁あるみなさんと日常の中で,ともに最大限体感し,それを実際に生きることで
日々楽しく,本当の意味でよりハッピーに人生を歩んで行きたいと思っています。
そのための「媒介」として,nida/yukariはベストを尽くして役割を果たし続けます。
二つ。
そのプロセスとして,来年以降海外に行くことはますます増えると思います。
そのため,長野エリアでの月例プログラムを維持できるのは今年までかと思います。
また,東京でのクラス・WS等も来年以降は減ることになるかと思います。
ですので,どうぞ特に今年の月例ハイキングツアー,諏訪クラス,
そしてnidaでのプログラムを大いにご活用ください!
また,来年末以降のインドリトリートをはじめ,今後の海外プログラムの展開もどうぞお楽しみに!
ここまでお読みくださり,本当にありがとうございます。
よろしければこれからもぜひnida/yukariをよろしくお願いいたします。
あ、そうそう,最後にもう一つだけ。
わたしは,ヨガに出会えたこと,グルに導かれたことを
この人生における最大の幸運・幸福だと実感しています。
ひたすら感謝しかありません。
でも,結果的にこのチャンスにあずかれた上で,
一つだけ,自分でもグッジョブだったなあと思っていることがあります。
それは,「この先生に学びたい!」と思った人から決して離れなかったことです。
彼らを追って行った先にこの伝統,このアシュラムがありました。
もちろんすべてはグルの導きなのですが,でも,わたしが自分の先生たちを追わなかったら今に至っていませんでした。
わたしの直感的な嗅覚と,彼らを追い続けた行動力も含めて,これだけは本当に我ながらグッジョブだった!と思っています。
これはヨガに限った話ではありません。どの道においても同じだと思います。
みなさんもどうぞ「この人だ!」と感じた人とのご縁を決して手放さないで進み続けてくださいね!
*「先生」については10年前にすでに3回にわたってこちらで書いています。