Namaste(nida’s newsletter- no.75-より)
*こちらの記事は 2018.06.22配信の,nida’s newsletter~ living in the moment ~- no.75-より抜粋して引用したものを以下に掲載しています。
先々週は,香港のヨガイベントへ。
そして,先週末はヨーナスのアヌサラヨガワークショップ。
海外の先生のクラスを受けると,多くのクラスが”Namaste”で始まったり終わったりします。
いま,改めて,これは本当にすてきなことばだなあと感じています。
これまで自分のクラスでは,なんとなーく,日本語のクラスなのにわざわざインドやネパールで挨拶で始めるなんて,小っ恥ずかしい感じがして言えなかったんですけどね(笑)
ご存知の方も多いでしょうが,“Namaste”(サンスクリット語)の意味はこうです。
“namas” は,「敬意を持つ,敬う」。
“te”は,「あなた」。
ですから,「あなたに対して敬意を表します」ということです。
これには,「個」としての「あなた」に敬意を示す,以上のものが含まれています。
それは,「あなたの本質」に対して敬意を示す,ということです。
わたしたちは,多くの場合,あなたという「個」とわたしという「個」を分離した別物として捉えています。
でも,ヨガがシンプルに伝え続けているのは,その「あらわれ」としての違いを超えて,わたしたちは本来「ひとつ」であること。
“Namaste”と相手に向かって手を合わせるとき,わたしたちが敬意を示しているのは「個」としての相手を含む,その「本質」,本来の「ひとつ」です。
それは同時に,手を合わせている「個」としてのわたし自身の「本質」でもあります。
ですから,相手に敬意を示すのと同時に,自分自身に敬意を示しているということです。
相手はわたしであり,わたしは相手だからです。
それは本来「ひとつ」だからです。
そして,その「ひとつ」はただひたすらに美しく,至福に満ちていて,だからわたしたちは,ただ手を合わせて,こうべを垂れる以外にないもの。
そして,相手も,わたし自身も「それ」なのです。
わたしたちはそのことを思い出すためにヨガをpracticeするのです。
“Namaste”は,マントラのように,そのリマインダーとなる美しい挨拶です。
今これをご覧いただいているみなさんお一人お一人に,心を込めて手を合わせます。
“Namaste”.
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こちらの記事は毎週金曜配信のnida’s newsletter ~ living in the moment ~より一部抜粋です。
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